| アナログシンセの構成と各機能をマスター 1 |
2006年07月07日
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DTMマガジン112号掲載の平沢栄司 氏による記事から抜粋 - VOID Modular Systemとは?
VOID Modular Systemとは? VOID Modular System(ボイド・モジュラー・システム)は、VST2.0対応のソフトをホストとして動作するプラグイン形式のWindows用ソフトウエア音源だ。 インストールとシンセを組み立てるための準備 VOIDのインストール自体は簡単で ~中略~ メッセージに従い作業を進めていけばいい。基本的には、「はい」、「OK」、「次へ」で進めてしまって問題ないだろう[1]。 [1]途中、VSTiのプラグインをインストールする場所を指定するダイアログが開く。これは、すでにホスト・アプリケーションで利用しているVSTiと同じところにすると便利だ。 [2]~前略~ VSTインストゥルメント一覧にVOIDが表示されている。アサイン後、EDITボタンを押すとVOIDの画面が開くので、スプラッシュ画面はOKを押して閉じておく。なお、トラック側のMIDI出力ポートとしてVOIDを選択しないと音が出ないので注意しよう。。 ●イニシャライズ(初期化)された音色データを用意
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![]() ドラッグで移動 |
![]() 右クリックメニューで削除 |
モジュールに用意される各端子間をつなぐようにドラッグすると、ケーブルが表示され結線される。1つのOUT端子から複数のIN端子へ分岐させることができ、また、IN同士やOUT同士、異なる信号を扱う端子同士は接続できない。接続を解除するときは、IN側の端子をクリックすればよい。
![]() 端子間をドラッグ |
![]() INをクリックで切断 |
それでは、シンセを構成する基本的なモジュールを追加していきながら、その機能を紹介していこう。
初期化しても表示されているI/Oモジュールは、演奏する制御情報やオーディオ信号を入出力する為のモジュールだ。上段のブロックには各種モジュールへ送る制御信号の端子が並び、下段のブロックにはモジュールからのオーディオ信号を外に出力するための端子がある。
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CV(コントロール・ボルト端子):音程を表す信号を出力 GATE(ゲート端子):ノートのON/OFFを表す信号を出力 (ノートON=最大値、ノートOFFでゼロ AUDIO(オーディオ端子):VOIDで作った音をホスト・アプリへ出力する |
アナログ・シンセでは、「オシレータ」と呼ぶ発信器から音作りの素材となる波形が出力される。とりあえず、OSCモジュールを追加し結線すれば、ウィンドウ下段のキーボードをクリックして演奏できるようになる 。
モジュール一覧から「Oscillator」を選択し、I/Oモジュールの横に配置。![]() |
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| 図のようにI/OのCV端子とOSCのCV端子、I/OのGATE端子とOSCのAMP端子、OSCのWAVE端子とI/OのAUDIO端子を接続。 | ![]() |
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CV:音程を変化させるための信号を入力 AMP:音程を制御させるための信号を入力 WAVE:オシレータの波形(オーディオ信号)を出力 TYPE:オシレータの波形を選択(サイン波、ノコギリ波、矩形波、ノイズ) OCT:オクターブのレンジを設定 NOTE:半音単位で音程をシフトさせる FINE:微妙に音程をシフトさせる |
この状態では、ノートONで音量最大、ノートOFFでゼロとなる単純な発音しかできない。そこで、音量の時間的な変化を設定できるよう新しいモジュールを加えてみる。 ADSR Envelopeは、時間に応じて刻々と変化する制御信号を作ることができるモジュールだ。OSCの音量を決めるAMP端子にADSR Envelopeからの信号を送り込めば、音量変化を作り出すことが可能となる。
モジュール一覧から「ADSR Envelope」を選択し、OSCモジュールの横に配置。
![]() ADSR Envelopeを選択 |
![]() ドラッグしてこの辺りに配置 |
| I/OのGATE端子とOSCのAMP端子の接続を解除した後、I/OのGATE端子とADSRの上段のIN端子、ADSRのOUT端子とOSCのAMP端子を接続。 エンベロープには、ノート・オンの後、最大値になるまでの時間(A:アタック・タイム)、ノート・オフまで維持される値(S:サスティン・レベル)最大値から持続値まで減衰する時間(D:ディケイ・タイム)ノート・オフの後、ゼロになるまでの時間(R:リリース・タイム)の4つのパラメータが用意される。これらを設定することで、時間に応じてレベルが変化する波形=エンベロープ・カーブを作成できるのだ[12]。 |
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IN:エンベロープを動かすトリガーとなる信号を入力 OUT:エンベロープで作成された波形を出力 A:アタック・タイム(立ち上がりの時間を設定) D:ディケイ・タイム(減衰の時間を設定) S:サスティン・レベル(持続するレベルを設定) R:リリース・タイム(余韻の時間を設定) AMOUNT:アマウント(エンベロープ・カーブの最大値を設定) |
この状態では、オシレータで設定した波形そのままの音色しか得られない。そこで、波形を加工して音色を変化させるためのモジュールを追加しよう。Filterは、入力されるオーディオ信号の特定の周波数帯域のみを通過させることができるモジュールだ。そこに、オシレータから出力を送り込めば、波形の倍音の量が変化して音色変化を作り出すことが可能となる。/p>
モジュール一覧から「Filter LP/HP/BP/Notch」を選択し、ADSR Envelopeモジュールの横に配置。
![]() Filter LP/HP/BP/Notchを選択 |
![]() ドラッグしてこの辺りに配置 |
| OSCのWAVE端子とI/OのAUDIO端子を解除した後、図のようにOSCのWAVE端子とFilterの上段のIN端子、FilterのOUT端子とI/OのAUDIO端子を接続。 | ![]() |
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IN:フィルターへオーディオ信号を入力 OUT:フィルターを通過したオーディオ信号を出力 TYPE:フィルターの種類を選択 ・LP:ローパス(カットオフ周波数よりも低い帯域が通過) ・HP:ハイパス(カットオフ周波数よりも高い帯域が通過) ・BP:バンドパス(カットオフ周波数を中心とした限られた帯域のみ通過) ・BR:ノッチ(カットオフ周波数を中心とした限られた範囲以外の帯域が通過) OUT:フィルターを通過したオーディオ信号を出力 RESO:レゾナンス(カットオフ周波数付近の帯域を強調して音色にクセを付ける) 通常の音作りで使われるのはLP(ローパスフィルター)だ。CUTOFFツマミを右から左へ回していくと、音色が丸く(柔らかく)なっていく。また、カットオフを下げた状態でRESOツマミを右へ回していくと、鼻をつまんだようなクセのあるサウンドに変化していく。 |
平沢 栄司:作編曲、各種打ち込み、音楽誌での執筆、専門学校講師をこなす “音楽系の何でも屋”。
DTMマガジン
発行元/株式会社 寺島情報企画
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