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進化したPHISYX 2

PHISYXは高品質である反面、非常に複雑な計算処理をするためCPUにかかる負荷が大きく、リアルタイム処理をするには高スペックなものを必要とします。この問題を解決するため、弊社では研究を継続してきました。その結果、単純に高速化のみならず、様々な面でパワーアップしたPHISYX2が現実のものとなりました。

処理の高速化

PHISYX2ではアルゴリズムを根本から見直し、再設計を行っています。これにより処理の全てが最適化され、PHISYX初期バージョンと比較して最大で約7倍もの高速化を達成しており、リアルタイム性が飛躍的に向上しました。

処理速度比較

新機能の追加

PHISYXはピッチシフトを高精度に処理でき、周波数成分は正確にスケーリングされます。しかし、人間の声の特徴であるフォルマントも同時にスケーリングされてしまうため、ピッチシフトを行うと不自然な声に聞こえていました。

そこでPHISYX2ではフォルマントをコントロールする機能を盛り込みました。ピッチシフトを行っても原音のフォルマントを保つことが可能となり、不自然な声色になりません。また、意図的にフォルマントを移動させることもできます。

新機能 フォルマント補正つきピッチシフト

品質の向上

アルゴリズムの再設計に伴い、PHISYXの最大の特徴である「位相を同期化する」処理もPHISYX2では最適化されています。これにより、より正確に原音の位相を再現できるようになり、よりクリアなタイムストレッチ/ピッチシフト処理が可能となりました。

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