PSOFT Pencil+ 4 の特長
PSOFT Pencil+ 4 for 3ds Max は、ペン画や色鉛筆のような描画やセル画のような表現を可能にするノンフォト リアリスティック レンダリング プラグインです。
表現力豊かなマテリアル。
セル画調(トゥーンシェーディング)のようにフラットな表現や、鉛筆画のような質感を表現できます。 細かなシェーディングのコントロールや、特定のマテリアルのみを前面に描画する特殊な表現を可能にします。これまでにないアーティスティックな質感を表現できます。
Pencil+ 4 マテリアル新機能
Nitrous シェーダー
Nitrous ビューポートで Pencil+ 4 Material をリアルタイムに表示することができます。ハイライトやゾーンをレンダリング結果に近い品質で確認することができます。
マテリアルの機能

グラデーションバー
グラデーションバーを使用してマテリアルの色を直感的に編集できます。

ハイライト
ハイライトが形状に添って回り込むような効果や、形状に沿って三日月状に伸縮する表現ができます。

ハイライトデザイン
ハイライト形状を視覚的にコントロールできます。

ライン関連機能
マテリアルごとにラインの描画に関する設定ができます。

グラデーションオフセット
マップを使用してグラデーションを制御できます。特定の位置に暗い色が現れやすくなるように設定することができます。

ライトカラー
ライトや周囲光の色をマテリアルに影響させることができます。

シャドウ合成
ゾーンのグラデーションの色とは別に、シャドウの色を設定できます。

ストロークマップ
手描きの絵のようなハッチングや、ラフなストロークを表現できます。
高速で美しいライン描画。
機械的に均一な線やオブジェクトからはみ出したラフスケッチのような線、漫画のように「入り」「抜き」の抑揚のある線など表現力豊かなラインを表現できます。
Pencil+ 4 ライン新機能
マルチスレッド レンダリング
Pencil+ 4 ラインはマルチスレッド、マルチプラットフォーム 対応のレンダリングエンジンに刷新されました。数千個のオブジェクトが重なり合う複雑なシーンでも、高速にラインを描画することができます。
Pencil+ 4 ライン新機能
拡張されたライン設定
新しいエッジ検出設定が追加されました。
- 「選択エッジ」は選択したポリゴンやエッジにラインを描画できます。
- 「オープンエッジ」はポリゴンが開いたエッジに対してラインの描画を設定できます。
- 「グループを結合」は複数のオブジェクトをグループ化することで、 1 オブジェクトとして描画します。
- 「自己交差」はオブジェクト自身の交差した箇所のラインの描画を設定できます。
- 減衰設定はインスタンスとしてコピー可能になりました。
ラインの機能

可視線
簡単な設定でラインを描画することができます。

隠線
透視図のようにオブジェクトの後ろ側にあるエッジを描画できます。

ブラシ詳細設定
「入り」「抜き」のようなラインの太さの設定や、破線や波線など手描きのようなラインを表現できます。

ブラシ設定のインスタンスコピー
ブラシの設定をインスタンスコピーすることができます。

減衰設定
ラインの太さや透明度をカメラからの距離で変化させることができます。指定したオブジェクトからの距離で変化させる事も可能です。

反射 / 屈折マップ
3ds Max の反射 / 屈折マップに対してラインを描画することができます。

カーブのレンダリング
スプラインや NURBS カーブをアウトラインとして描画できます。カーブを使用して 3D モデルに線を追加することが容易になります。
要素を個別に出力。
コンポジット向けにマテリアルやラインを個別にファイル出力することが出来ます。ラインを EPS 形式で出力することも可能です。

マテリアルのレンダーエレメント出力
Pencil+ 4 マテリアルをレンダーエレメント出力する事ができます。反射やストロークマップ、ゾーンのアルファを任意に組み合わせて出力することができます。

ラインのレンダーエレメント出力
Pencil+ 4 ラインをレンダーエレメント出力する事ができます。ラインセットやエッジの種類を任意に組み合わせて出力することができます。

ラインの Z 深度出力
ラインの Z 深度を出力する事ができます。コンポジットソフトを使用して後処理で被写界深度を追加する場合などに活用できます。

ラインのベクターイメージ出力
Pencil+ 4 ラインを EPS ファイル出力できます。解像度に依存しないベクター画像は、建築・製造・プロダクトデザイン分野や WEB コンテンツ・インタラクティブなアプリケーションインタフェイスなど、ビジュアライゼーション用途にお勧めです。
サンプルファイル

PLD ファイル出力
Pencil+ 4 ライン情報を持つ PLD ファイルを出力できます。 PLD ファイルは、 After Effects 上でラインの再編集を可能にするためのファイルフォーマットです。別売の Pencil+ 4 Line for After Effects が必要です。
Pencil+ 4 Line for After Effects
ユーティリティー
Pencil+ 4 を便利に使用するためのユーティリティ プラグインを配布しています。
Pencil+ 4 Spreadsheet
一度に複数のパラメータを変更することができます。グリッドビューのフィルタ機能や、四則演算など便利な機能が搭載されています。
ダウンロードページ
Pencil+ 4 Converter
Pencil+ 3 で作成されたデータを Pencil+ 4 に変換することができます。
ダウンロードページ

PSOFT Pencil+ 4 Bridge
for 3ds Max 提供予定
Pencil+ 4 Bridge for 3ds Max / Maya により、 Pencil+ 4 マテリアルと Pencil+ 4 ラインの設定をファイルに書き出し、読み込むことができます。シーンファイルとは別のファイルとして管理できるため、他のシーンへ容易に適用することができます。また、 3ds Max と Maya 間で Pencil+ 4 の設定を相互に活用できるので、利便性が大きく向上します。
※ Pencil+ 4 Line for Unity 4.0.2 以降ではライン設定の受け渡しができるようになりました。
ダウンロードページ

Pencil+ 3 (Ver4 Bundle)
Pencil+ 4 のライセンスで動作する Pencil+ 3 が提供されます。 Pencil+ 3 で作成されたファイルの変換等にご使用ください。
ダウンロードページ
主な機能一覧
※ Pencil+ 4 各製品はホストアプリケーションにより機能実装が異なります。
詳しくはこちらをご確認ください。
マテリアル
- トゥーンレンダリング機能
- ハッチング用のストロークマップ機能
- ハイライトデザイン機能
- ライトカラーの影響設定機能
- シャドウの合成機能
- ライト強度の影響設定機能 New
- マテリアルの透過機能 New
- Nitrous ビューポート表示 New
- ラインの反射・屈折機能
- ラインの描画検出設定機能
- ラインカラーの置き換え機能
ライン
- 可視線の描画機能
- 隠線の描画機能
- 高度なライン設定
- 詳細なブラシ設定
- ラインのアニメーション機能
- 距離による減衰機能 Update
- ライン サイズ マップ機能
- 新しいエッジ検出設定
- アウトライン
- オープンエッジ New
- オブジェクト
- 交差
- スムージング境界
- マテリアル ID 境界
- 選択エッジ New
- 法線角度
- ワイヤ Update
- 外部参照オブジェクト、外部参照シーンに対応 New
- Pencil+ 4 ライン レンダラー New
モディファイヤ
- パース変形 モディファイヤ機能
- 法線コピー モディファイヤ機能
- 選択エッジモディファイヤ New
ファイル出力
- ゾーンのレンダーエレメント出力機能
- ラインのレンダーエレメント出力機能
- ラインの Z 深度出力機能 New
- ラインの EPS ファイル出力機能
- PLD ファイル出力機能 New
動作環境
対応ソフトウェア : | Autodesk 3ds Max 2018 / 2019 / 2020 / 2021 ※スキャンライン レンダラー で動作 |
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Backburner を使用したネットワークレンダリングに対応。レンダリングに参加する PC の数に制限はありません。 | |
ハードウェア : | Autodesk 3ds Max 各バージョンの動作環境に準拠 |
ライセンス : | スタンドアロンライセンス と ネットワークライセンス があります。 ライセンスの種類についてはこちらをご確認ください。 |
リリースノート |